2023.05.22
【お知らせ】Internet Explorer 7-10からのRUMセッションデータ収集停止のお知らせ
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皆さまこんにちは、IIMサポートチームです。
このブログではDynatraceのTips等、
気軽に読めて皆さまのお役に立てるようなコンテンツを配信していきます。
今回の記事は、DynatraceのRUM (Real User Monitoring )機能における、Internet Explorer 7-10からのRUMセッションデータ収集停止に関するお知らせです。
マイクロソフト社による、Internet Explorer 10(以下、IEと表記)のサポートは、2020年1月31日に終了しております。
上記に伴い、DynatraceもIE7-10からのRUM セッションデータ収集を停止します。
今回の記事では、終了時期と対象のDynatraceバージョン、対応方法について記載いたします。
データ収集の継続をご希望の場合はIE互換のバージョンを継続して利用していただくように、本記事を参考にご対応をお願いいたします。
*文中、斜体になっている単語はDynatrace画面上/ドキュメント内で使用される用語となります
例)Service、Host など
*青色の色掛部分は操作対象のボタンを表しています
対象バージョン
利用停止バージョン:RUM JavaScript 1.265
影響
JavaScript Agent が、IE7-10のブラウザで収集したRUM セッションデータをDynatraceプラットフォームに送信しなくなります。
対応
今後も継続してIE7-10を対象としたRUM セッションデータを収集する場合は、利用するJavaScript Agent のバージョンを1.265未満に固定し、 自動/手動アップデートしないようにしてください。*
*各バージョンのサポート提供期間は、リリース日から9ヶ月間(Dynatrace One Premium をご契約いただいている場合は12ヶ月間)です。
必要に応じてセキュリティアップデートが提供されます。
また、本設定により、追加費用が発生することはございません。
なお、RUM については #10 ユーザー体感モニタリング(RUM)とはの記事をご参照ください。
利用するJavascript Agent バージョンを固定するためには、A. Environment 全体の設定と、B. Application 個別の設定 の2段階ございます。
各Environment の設定状況に応じて設定を行ってください。*
A.Environment 全体の設定
Environment のデフォルトのJavascript Agent バージョンを固定する場合
B.Application 個別の設定
Application ごとにJavascript Agent バージョンのアップデート設定を行っている場合
*A. Environment 全体の設定とB. Application 個別の設定で異なる設定をしている場合、B. Application 個別の設定が優先されます。
A.Environment 全体の設定
1.左メニューから [Manage] > [Settings] をクリックします。
2.設定画面で、[Web and mobile monitoring] > [RUM JavaScript updates] をクリックします 。
3.Choose version で、"Latest IE7-10 supported " を選択します。
※1.265で固定されます
4.[Save changes]をクリックします。
B.Application 個別の設定
1.左メニューから [Frontend] をクリックし、設定したいApplication をクリックします。
2.右上の[三点リーダー] > [Edit]をクリックします。
3.設定画面で、[Injection] > [RUM JavaScript updates]をクリックします 。
4.Choose versionで、”Latest IE7-10 supported " を選択します。
※1.265で固定されます
5.[Save changes]をクリックします。
参考情報
1.265未満の任意のバージョンを固定したい場合は、左メニューから [Manage] > [Settings] > [Web and mobile monitoring] > [Custom RUM JavaScript version]で1.265未満の任意のバージョンを指定し、上記の4の設定で”Custom ” を選択する方法もあります。
注意事項
以下のJavaScriptフレームワークについても、同様にサポートを終了します。
-
AngularJS およびAngular with SystemJS
※Angularは引き続きサポート対象です -
W3C非対応ブラウザにおけるJavaScriptファイルや画像に関する処理時間
-
dojo
-
extjs
-
icefaces
-
jquery
-
mootools
-
prototype
-
activex
上記サポート対象外のフレームワークを使用している場合、"Capture XmlHttpRequest (XHR) " を有効化することでデータ収集を継続することができます。*
*期待通りに動作しない場合、またはサポートが必要な場合は担当SEにご相談ください。
以上となります。
ご不明な点などがございましたら、担当SEもしくは担当営業までお問合せください。
関連リンク:
OneAgent release notes version 1.263 | Dynatrace Docs
Support ending for MS Internet Explorer versions 7-10, and older JavaScript frameworks | Dynatrace Community
Dynatrace ONE Premium Support
Dynatrace ONE Premium Fact Sheet | Dynatrace
Activate generic JavaScript frameworks support | Dynatrace Docs
Internet Explorer 7-10からのRUMセッションデータ収集停止のお知らせ については、以上となります。
お読みいただきありがとうございました!
※記事執筆時 Dynatrace SaaS Version:1.265
コメント一覧
執筆者
E.S.
営業技術本部 技術サービス統括部 テクニカルアカウントソリューション部
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