Dynatraceのブログにて、COVID-19が世界中の企業に影響を及ぼす中、特にアプリケーションやITサービスの急激な需要増加から、Dynatraceによる分析によってパフォーマンスやビジネスを守った事例が発信されましたのでご紹介します。
世界中がそうであるように、ラテンアメリカ(LATAM)のDynatraceのユーザーは、COVID-19の世界的な流行により、企業がアプリケーションやソフトウェアの需要に適応することを余儀なくされ、新たな課題に直面しています。
インフラ、アプリケーションの負荷の増大の中で、高速でエラーのないユーザー体感の維持を求められています。
ここでは、LATAMのDynatraceのユーザーが、この特別な状況に立ち向かうために、Dynatraceをどのように利用してプロセスを適応、変更、改善しているかを、様々な業界のケーススタディーを交えてご紹介したいと思います。
ミッションクリティカルなアプリケーションを適切に監視し、モバイルアプリ経由での患者からの問い合わせ増加に対応
ここ数週間の間に、コロンビアの大手保険会社はDynatraceを使ってコアアプリケーションのインフラをすべて計測し、エンド to エンドの可視性を確保し、COVID-19によるモバイルアプリ経由での患者からの問い合わせの増加に対応するために、ミッションクリティカルなアプリケーションを適切に監視できるようにしました。
プロバイダーは、外部と内部の顧客の両方でアプリケーションの可用性を確保するために、内部の医師やクリニックの予約アプリも監視しています。
どこで、どの製品が最も多く購入されたかをリアルタイムに分析し、商品在庫を確保することで顧客がすぐに入手することができるようにした
薬局はパンデミックの間に需要が増加したことは間違いありませんが、顧客により良いサービスを提供する方法を見つけなければなりませんでした。
メキシコの大手薬局チェーンの1つは、Dynatraceで取得したリアルタイムのエンドユーザー分析に着目し、どこで、どの製品が最も多く購入されたかを特定し始めました。
このリアルタイム情報があれば、製品の在庫補充スケジュールを迅速化し、最も必要とされている場所に商品を移動させ、最も購入された商品の在庫を確保し、顧客がすぐに入手できるようにすることができます。
このデータがなければ、薬局はこれが最も必要とされている製品であることを知らず、顧客のニーズに応えることができずに在庫切れになっていたかもしれません。
在宅でリモートワークをするすべての人々に高速で信頼性の高いユーザー体験を保証
多くの企業が従業員に在宅勤務を求めるようになった今、インターネットや電話のプロバイダーには、これまで以上にプレッシャーがかかっています。
アルゼンチンの大手通信事業者は、従業員がリモートで仕事ができるように、4,000台以上のリモートワークステーションを導入しています。
同時に、これらのサービスを提供するために必要なインフラのパフォーマンスを監視するためにDynatraceの導入を進めており、在宅でリモートワークをするすべての人々に高速で信頼性の高いユーザー体験を保証しています。
JavaScriptエラーを正確に示し修正することで、二度とエラーを発生させないようにした
あるメキシコの小売チェーンでは、パフォーマンスの応答時間が平均よりもずっと速くなるという異常が見られました。これは、レスポンスタイムが速いことが、必ずしも良い指標ではないことを示す例です。
その間のトランザクションの詳細をより深く掘り下げ、ウォーターフォールチャートをチェックしたところ、いくつかのJavaScriptエラーが発生したのは、アプリケーションの新しいバージョンがデプロイされた特定の時間枠の間だけであることが分かりました。
Dynatraceはこれらのエラーがコードのどこで発生しているかを正確に示し、コードのその部分を修正して二度と発生しないようにしました。
この記事をご覧のお客様でDynatrace導入のご希望がございましたら、是非弊社までご連絡ください。
すぐにフリートライアルのご案内をさせていただきます。
※本記事の原典はDynatrace社のブログ「LATAM COVID-19 readiness」となります。