こんにちは!松森です!
春の兆しに心を躍らせながら、桜の開花を待つ、心地よい季節になってきました。
今回は、V2.9.0で.NET 8.0のアプリケーションのデータ収集ができるようになりましたので、紹介いたします。
ぜひ多くの方に読んでいただきたい内容となっておりますが、
「ES/1 Sheltyで.NET 8.0の情報を収集したい」
「.NETに関する性能問題に困っている」
と感じられたことがある方には、特にご参考になる内容となっております。
ES/1 Sheltyでは、これまでも.NETに関連する情報を取得することが可能でした。
しかし、今回はタイトルにあるように、新たに.NETの情報を取得することが可能となりました。
…混乱しますね。
ここから解説いたしますので、まだ別ページにとぶのは待ってください!
ここでは、前者と後者で指している.NETの種類が違います。
前者の.NETは、.NET Frameworkを指します。
こちらは、Windows 向けに開発されたものです。
既にメジャーアップデートは終了していますが、最終バージョンである.NET Framework 4.8のサポート終了期間は未定です。
.NET Framework 4.8がプレインストールされているOSのサポート期間中は、サポートが保証されます。
次にリリースされるOSにも.NET Framework 4.8がプレインストールされる場合、そのOSのサポート期間に応じて、サポート期間がさらに長くなる見込みです。
後者の.NETは、.NET Coreを指します。
こちらは、Frameworkとは異なり、Windows だけでなく、Linux、macOSにも対応しており、OSに依存しないクロスプラットフォーム対応となっています。
また、バージョン5.0以降は.NET Coreのみとなったため、.NET Coreという呼称は廃止され、全て.NETとして提供されています。
以上の違いから、.NET Frameworkと.NET Coreは互換性がありません。
そのため、.NET Coreに関するデータの取得を新たに可能としました。
V2.9.0では、トランザクション情報のみ取得可能です。
パフォーマンス情報の取得はV3.0.0で対応予定です。
Sheltyは、長期間サポート(LTS)が提供される偶数番号の最新バージョンである.NET 8.0以降に対応しています。
.NET 7.0以前のバージョンはサポート対象外です。
.NET Agentのデータ取得方法について説明いたします。
新しい.NET Agentの導入方法につきましては、既存の導入方法と変更はございません。
「導入設定」の「Agent導入」から.NET(IIS)または.NET(プロセス)を選択し、表示される項目を入力してください。
.NET(IIS)と.NET(プロセス)では入力項目が異なります。
また、.NET(プロセス)につきましては、トランザクションの取得・除外指定なども行ってください。
今回は、.NET 8.0のデータが収集が利用可能になりましたことを紹介いたしました。
ぜひご利用いただければ幸いです。
ご不明な点等ございましたら、担当SEへご連絡ください。
今後も、ES/1 Sheltyに関する魅力をお届けしていきます。
よろしくお願いいたします。