2025.03.18

#42 .NET 8.0のデータが収集できるようになりました!

 

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    こんにちは!松森です!

    春の兆しに心を躍らせながら、桜の開花を待つ、心地よい季節になってきました。

     

    今回は、V2.9.0で.NET 8.0のアプリケーションのデータ収集ができるようになりましたので、紹介いたします。

     

    ぜひ多くの方に読んでいただきたい内容となっておりますが、

    「ES/1 Sheltyで.NET 8.0の情報を収集したい」

    「.NETに関する性能問題に困っている」

    と感じられたことがある方には、特にご参考になる内容となっております。

     

     

    .NETとは

    ES/1 Sheltyでは、これまでも.NETに関連する情報を取得することが可能でした。
    しかし、今回はタイトルにあるように、新たに.NETの情報を取得することが可能となりました。

    …混乱しますね。
    ここから解説いたしますので、まだ別ページにとぶのは待ってください!

    ここでは、前者と後者で指している.NETの種類が違います。
    前者の.NETは、.NET Frameworkを指します。
    こちらは、Windows 向けに開発されたものです。
    既にメジャーアップデートは終了していますが、最終バージョンである.NET Framework 4.8のサポート終了期間は未定です。

     .NET Framework 4.8がプレインストールされているOSのサポート期間中は、サポートが保証されます。
    次にリリースされるOSにも.NET Framework 4.8がプレインストールされる場合、そのOSのサポート期間に応じて、サポート期間がさらに長くなる見込みです。


    後者の.NETは、.NET Coreを指します。
    こちらは、Frameworkとは異なり、Windows だけでなく、Linux、macOSにも対応しており、OSに依存しないクロスプラットフォーム対応となっています。

    また、バージョン5.0以降は.NET Coreのみとなったため、.NET Coreという呼称は廃止され、全て.NETとして提供されています。


    以上の違いから、.NET Frameworkと.NET Coreは互換性がありません。
    そのため、.NET Coreに関するデータの取得を新たに可能としました。

     

     

    注意点

    • V2.9.0では、トランザクション情報のみ取得可能です。

    • パフォーマンス情報の取得はV3.0.0で対応予定です。

    • Sheltyは、長期間サポート(LTS)が提供される偶数番号の最新バージョンである.NET 8.0以降に対応しています。

    • .NET 7.0以前のバージョンはサポート対象外です。

     

    .NET Agent導入方法

    .NET Agentのデータ取得方法について説明いたします。

    新しい.NET Agentの導入方法につきましては、既存の導入方法と変更はございません。
    「導入設定」の「Agent導入」から.NET(IIS)または.NET(プロセス)を選択し、表示される項目を入力してください。

    .NET(IIS)と.NET(プロセス)では入力項目が異なります。

     

     

    .NET(IIS) Agent導入画面
    .NET(IIS) Agent導入画面

    .NET(IIS) Agent導入画面

     

     

    .NET(プロセス) Agent導入画面
    .NET(プロセス) Agent導入画面

    .NET(プロセス) Agent導入画面

     


    また、.NET(プロセス)につきましては、トランザクションの取得・除外指定なども行ってください。

     

     

    .NET(プロセス) Agent導入画面のトランザクション設定
    .NET(プロセス) Agent導入画面のトランザクション設定

    .NET(プロセス) Agent導入画面のトランザクション設定

     

     

    まとめ 

    今回は、.NET 8.0のデータが収集が利用可能になりましたことを紹介いたしました。

    ぜひご利用いただければ幸いです。
    ご不明な点等ございましたら、担当SEへご連絡ください。

     

    今後も、ES/1 Sheltyに関する魅力をお届けしていきます。

    よろしくお願いいたします。

     

     

     


     

     

    コメント一覧

    執筆者

    M.M. 

    営業技術本部 技術統括部 顧客サポート部 

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