こんにちは。ES/1 Shelty担当の遠藤です。
さて、今回はV2.8.0より対応が始まるJP1/AJS3ログの解析機能についてご紹介します。
JP1/Automatic Job Management System 3(以下、JP1/AJS3)は業務を効率化するために、次のような機能を提供する運用管理ツールの一種です。業務処理を自動化することで、人手によるオペレーションミスを減らし、安定稼働の実現を目指しています。
ジョブ管理者が望むことは以下の通りです。
一方、ジョブ管理者から伺う困りごとには以下のようなものがあり、ジョブログ解析作業に苦心されていることが分かります。
SheltyはJP1/AJS3ログを取込み、可視化することによって以下の観点の分析が可能になります。
ジョブスケジュールマップを使うことによって、ジョブネット全体を俯瞰して確認できます。
実行されたジョブネットの数や終了時刻を簡単に確認できます。また、ジョブネットの終了ステータスを色分けして表示し、問題のあるジョブであることをすぐに判断できます。ジョブネットのグラフをマウスオーバーするとジョブの詳細情報として開始終了時刻と終了ステータスを確認できます。
ジョブスケジュールマップから気になるジョブネットをクリックすると、該当ジョブネット内のジョブ一覧を表示でき、バッチの突き抜けに影響した可能性のあるジョブを発見することができます。
リソース不足や業務量増加によって特定のジョブやジョブネットが徐々に遅くなっていることがあります。個々のジョブの実行時間を監視しているだけでは気づきにくい特徴があります。
また、バッチの突き抜けがいつから発生しているか、今後発生しそうであるか確認したくなることがあります。
下図のように過去と直近のジョブスケジュールマップを別々のタブで表示することによって、簡単に比較することができます。
SheltyにJP1/AJS3ログを取り込むための要件は次の通りです。
以上、JP1/AJS3対応の内容をご紹介させていただきました。
これを機会にリソース解析にログ解析を合わせて利用されることをご検討いただければ幸いです。
ご不明な点等ございましたら、担当SEへご連絡いただければと思います。