2024.12.04

#38 JP1/AJSログに対応しました

#38 JP1/AJSログに対応しました

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    こんにちは。ES/1 Shelty担当の遠藤です。

    さて、今回はV2.8.0より対応が始まるJP1/AJS3ログの解析機能についてご紹介します。

     

    JP/1 AJS3とは

    JP1/Automatic Job Management System 3(以下、JP1/AJS3)は業務を効率化するために、次のような機能を提供する運用管理ツールの一種です。業務処理を自動化することで、人手によるオペレーションミスを減らし、安定稼働の実現を目指しています。

    • ジョブの定義から実行の指示
    • スケジュールどおりに実行されているかどうかの監視
    • 自動実行の実績管理

     

    ジョブ管理の課題

    ジョブ管理者が望むことは以下の通りです。

    • ジョブネット全体を俯瞰して確認したい
    • 最後のジョブが予定時刻に終了しているか確認したい
    • 遅延しているジョブを特定したい
    • 過去と直近のジョブネットを比較したい

     

    一方、ジョブ管理者から伺う困りごとには以下のようなものがあり、ジョブログ解析作業に苦心されていることが分かります。

    • ジョブの数が多すぎて、個々の状況を確認するのが困難
    • 新しいジョブが次々に作成され、重要なジョブがどれか分からなくなる
    • ジョブログ閲覧はインフラチームのみに限定されいるため、アプリ担当への情報共有が難しい

     

    ES/1 Sheltyを使ったJP1/AJS3ログの可視化

    SheltyはJP1/AJS3ログを取込み、可視化することによって以下の観点の分析が可能になります。

    • ジョブネット全体の俯瞰
    • ジョブのドリルダウン
    • 過去と直近のジョブネットの比較

     

    ジョブネット全体の俯瞰

    ジョブスケジュールマップを使うことによって、ジョブネット全体を俯瞰して確認できます。

    実行されたジョブネットの数や終了時刻を簡単に確認できます。また、ジョブネットの終了ステータスを色分けして表示し、問題のあるジョブであることをすぐに判断できます。ジョブネットのグラフをマウスオーバーするとジョブの詳細情報として開始終了時刻と終了ステータスを確認できます。

     

     

    ジョブのドリルダウン

    ジョブスケジュールマップから気になるジョブネットをクリックすると、該当ジョブネット内のジョブ一覧を表示でき、バッチの突き抜けに影響した可能性のあるジョブを発見することができます。

     

     

    過去と直近のジョブネットの比較

    リソース不足や業務量増加によって特定のジョブやジョブネットが徐々に遅くなっていることがあります。個々のジョブの実行時間を監視しているだけでは気づきにくい特徴があります。

    また、バッチの突き抜けがいつから発生しているか、今後発生しそうであるか確認したくなることがあります。

    下図のように過去と直近のジョブスケジュールマップを別々のタブで表示することによって、簡単に比較することができます。

    3-Nov-28-2024-07-58-05-3939-AM

     

    1.  

     

    導入要件

    SheltyにJP1/AJS3ログを取り込むための要件は次の通りです。

    • Shelty ManagerがV2.8.0以上であること
    • JP1/AJS3ログが出力されているJP1 ManagerサーバーにSheltyのAgentを導入できること
    • 出力されているJP1/AJS3ログの文字コードがUTF-8であること

     

    以上、JP1/AJS3対応の内容をご紹介させていただきました。

    これを機会にリソース解析にログ解析を合わせて利用されることをご検討いただければ幸いです。
    ご不明な点等ございましたら、担当SEへご連絡いただければと思います。

     

     

     


     

     

    コメント一覧

    執筆者

    A.E. 

    営業技術本部 技術統括部 顧客サポート部 

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