こんにちは!ES/1 Shelty担当の松森です。
社会人としての生活リズムが安定し、最近は土日に早起きをできることが嬉しいです。
今回は、V2.8.0で時系列にVMware構成情報が保存可能になりましたので、ご紹介いたします。
ぜひ多くの方に読んでいただきたい内容ですが、
「VMware構成情報に関する管理台帳の更新が大変」
「VMware構成情報を過去と比較したい」
と感じられたことがある方には、特に参考にしていただける内容です。
Agentで収集されたVMware構成情報をローカルファイルに出力します。
出力されるファイルは下記のとおりです。
vmware_compute_resource_YYYYMMDD.txt
vmware_datacenter_YYYYMMDD.txt
vmware_datastore_YYYYMMDD.txt
vmware_host_system_YYYYMMDD.txt
vmware_resource_pool_YYYYMMDD.txt
vmware_vcenter_server_YYYYMMDD.txt
vmware_virtual_machine_YYYYMMDD.txt
vmware_virtual_machine_guest_disk_YYYYMMDD.txt
出力先
※Shelty Managerサーバーのパス
/var/iim/shelty/log/vmware_infrastructure/<vcenter_host>
多くの企業において、vSphereClientを用いた管理台帳の更新や月次報告書の作成を実施されていると思います。
取得すべき項目が多く、定期的に実施する必要があるため、負担に感じられることも多いのではないでしょうか。
しかし、VMware構成情報がローカルファイルに出力されることで、取得すべき多くの項目を自動で収集でき、さらに時系列で出力されるため、情報を取得するタイミングを気にすることなく作業が進められ、管理者の負担が軽減されます。
また、システムに異常が発生した際や構成に変更が加えられた際には、構成の違いを把握できるようになるだけでなく、構成情報の取得にかける工数を削減できるため、リソース使用料の最適化に注力できるようになります。
「機能を使うための設定が大変そう」と感じられるかもしれませんが、Shelty ManagerがV2.8.0であれば、設定は必要ありません。
設定の必要が無く、負担が軽減され、使用料の最適化などの他の業務に注力ができるようになる機能はとても魅力的ではないでしょうか?
構成情報は、vCenterごとにローカルファイルに出力され、2分ごとに更新されます。
同一日に更新されたファイルは上書きされ、日付が変わると新しいファイルが生成されます。
ファイルの保存期間は、ES/1 Sheltyの「運用管理」→「データ保存期間の設定」ページから設定できます。
保存期間は7日以上から選択可能です。
保存期間で設定する日数にはファイルを出力している「当日」を含みませんが、実際に保存されるファイルは「当日」を含む「保存期間設定日数+1日分」となります。
例えば、保存期間を7日に設定した場合、当日を含む8日分のファイルが保存され、保存期間を14日に設定すると、当日を含む15日分のファイルが保存されることになります。
SheltyManagerでVMwareデータを収集している必要があります。
今回は、V2.8.0で可能になりました、時系列にVMware構成情報の保存についてご紹介しました。
ぜひご利用いただければ幸いです。
ご不明な点等ございましたら、担当SEへご連絡ください。
今後も、ES/1 Sheltyに関する魅力をお届けしていきます。
よろしくお願いいたします。