こんにちは。ES/1 Shelty担当の古澤です。
今回はV2.8.0でリリースされるデータエクスプローラーの2つの進化についてご紹介します。
進化その1:グラフを重ねられるようになりました
進化その2:区間ズーム機能が全グラフに連動 & 詳細データで表示できるようになりました
データエクスプローラーでは、普段見ている統合ダッシュボードで気になったグラフについて、関連するグラフを一緒に確認したり、さらにドリルダウンして分析ができます。
今回のアップデートにより、システムの稼働状況についてより手軽に、詳細に分析できるようになりましたので、ぜひご活用下さい。
グラフを重ねられるようになりました
データエクスプローラーでは一画面でたくさんの情報が見られる良い点もある一方、情報量が増えると画面が縦長になり、見たい情報を見比べにくいとの声もありました。
そこで、任意のグラフを画面上のすべてのグラフにY2軸として重ねられるようにしました。
グラフの重ね方
データエクスプローラー画面右上の「重ねる」ボタンをクリックします。
グラフを重ねる設定モーダルのリストより重ねたいグラフを選択してください。リストにないグラフを重ねたい場合は、グラフの3点メニュー「…」より「他のグラフに重ねる」を選択します。
システム単位のTRX情報は他のグラフに重ねて見たいケースが多いため、すぐに重ねられるようにリストに初期表示されています。
ただし、Java Agent、.NET Agent、またはTelegraf Agent(HTTP Access Log)でトランザクションデータを取得していない場合はリストには表示されません。
軸ラベルやスケールの調整
グラフを重ねる設定モーダルの鉛筆アイコンをクリックすると、単位やグラフの形式、軸ラベルやスケールの変更ができます。
外れ値がありグラフがつぶれてしまい、見づらい際や、単位を変更したい時などにご利用ください。
重ねたグラフを解除
重ねたグラフを解除したいときは、グラフを重ねる設定モーダルの「解除」ボタンをクリックします。
または、任意のグラフの3点メニュー「…」より「重ねたグラフを解除する」を選択することでも解除できます。
区間ズーム機能が全グラフに連動 &詳細データで表示
データエクスプローラーでは画面上のグラフをドラッグすることで区間ズームができます。
例えば過去24時間のグラフを見ていて、スパイクしている時間を見つけたとします。この場合、区間ズームすることで、より詳細に当該時間帯についてのグラフをみることができます。
V2.8.0からは、1つのグラフで区間ズームをすると、画面上の他のグラフやテーブルも区間ズームされた対象期間に合わせてズームされます。さらに、ズームした期間に合わせて、詳細なデータを表示します。
例えば下記の応答時間グラフの例では区間ズーム前は5分単位のデータでグラフが表示されています。15時前後を区間ズームしてみると1分単位のデータでグラフが表示されています。
区間ズームを解除したいときは以下のいずれかの方法で解除できます。
- 対象期間の変更
- 任意のグラフをダブルクリック
- 画面右上にある「最新情報に更新」ボタンをクリック
今回ご紹介した機能はどちらも簡単にご利用いただけます。
進化したデータエクスプローラーをぜひ性能分析にお役立てください。