ES/1 Shelty Tips

#30 V2.7.0からのベータ閾値で出来ること

作成者: IIM 瀬成 (ES/1 Shelty担当)|Aug 21, 2024 12:00:00 AM

 

 

 

こんにちは、ES/1 Shelty担当の瀬成です。

以前、「#12 閾値検査機能をリニューアルします」で新しい閾値機能についてご紹介しました。

 

V2.7.0ではこの部分に多数の変更が加わりますので、本日はその内容についてご紹介します。

 

 

and条件が指定可能になります

ベータ閾値ではES/1 Sheltyで収集しているほとんどのデータに対して、閾値を設定することが可能です。
しかし複数のフィールドを設定した場合にはor条件(設定した閾値が1つでも超過した場合に検知)しか指定できませんでした。

 

V2.7.0からはand条件(設定した閾値が全て超過した場合に検知)で指定することも可能となります。

 

and条件を使用することで、例えば「CPU使用率」が高く、「ランキュー長(CPUに忙しいために処理を待たされているプロセスの個数)」が多い場合にのみ検知するといった、より精度の高い閾値検知ができるようになります。

これによって不要な閾値超過そのものを減らすことが可能となり、重要なイベントだけが通知されるようになります。

 

 

 

 

 

 

 

通知内容を改善しました

これまでの通知内容は「各項目が英語で記載されている」「実測値が分からない」など、運用上の課題がありました。

V2.7.0からは改善され、より利用しやすい形で通知を受け取ることができます。

 

 

 

 

 

 

注意点

V2.6.2以前からベータ閾値を利用している場合、V2.7.0以降へバージョンアップ後、閾値設定の再保存が必要になります。

 ・バージョンアップ後も閾値設定自体は残っていますが、そのままでは利用できない状態となっています。

 ・ 「編集ボタン」をクリック後に、「保存ボタン」をクリックして設定の再保存が必要です。

 

 

まずは始めてみましょう

ES/1 Sheltyでは、閾値を設定する際に「推奨閾値設定」というプリセットが選択可能です。
この機能は、各カテゴリで監視した方が良い主要なフィールドを自動で選択する機能になります。
この機能を利用することで誰でも簡単に閾値を設定することができます。 
 
 
 

ベータ閾値は今後も拡張を続けていき、後続のバージョンでは製品版としてリリースすることも予定しています。

ぜひご利用いただければ幸いです。