こんにちは、ES/1 Shelty担当の瀬成です。
以前、「#12 閾値検査機能をリニューアルします」で新しい閾値機能についてご紹介しました。
V2.7.0ではこの部分に多数の変更が加わりますので、本日はその内容についてご紹介します。
ベータ閾値ではES/1 Sheltyで収集しているほとんどのデータに対して、閾値を設定することが可能です。
しかし複数のフィールドを設定した場合にはor条件(設定した閾値が1つでも超過した場合に検知)しか指定できませんでした。
V2.7.0からはand条件(設定した閾値が全て超過した場合に検知)で指定することも可能となります。
and条件を使用することで、例えば「CPU使用率」が高く、「ランキュー長(CPUに忙しいために処理を待たされているプロセスの個数)」が多い場合にのみ検知するといった、より精度の高い閾値検知ができるようになります。
これによって不要な閾値超過そのものを減らすことが可能となり、重要なイベントだけが通知されるようになります。
これまでの通知内容は「各項目が英語で記載されている」「実測値が分からない」など、運用上の課題がありました。
V2.7.0からは改善され、より利用しやすい形で通知を受け取ることができます。
V2.6.2以前からベータ閾値を利用している場合、V2.7.0以降へバージョンアップ後、閾値設定の再保存が必要になります。
・バージョンアップ後も閾値設定自体は残っていますが、そのままでは利用できない状態となっています。
・ 「編集ボタン」をクリック後に、「保存ボタン」をクリックして設定の再保存が必要です。
ベータ閾値は今後も拡張を続けていき、後続のバージョンでは製品版としてリリースすることも予定しています。
ぜひご利用いただければ幸いです。