こんにちは。ES/1 Shelty担当の山田です。
今回はES/1 Sheltyの特徴的な機能である、アプリツリー機能について紹介します。
アプリツリーとは?
アプリツリーとは、特定のURLを機能ごとにまとめて集計・表示する機能です。
ES/1 SheltyではAgentを導入することで、すぐにトランザクションの可視化ができます。
しかしアプリツリーを利用していない状態では、以下のように実行されたURLがそのまま表示されている状態です。
これではどの機能がどれくらいの応答時間なのか、解りにくいと感じる人も多いかと思います。
そこでアプリツリーの出番です。
アプリツリーでは特定のルールに従ってURLを分類することができます。
例えば、このECサイトでは音楽販売の機能は「/music」から始まるURLを持っているため、これを「ミュージック」という機能名に置き換えて表示することが可能になります。
また、表示名を変えるだけでなく、機能ごとに応答時間や処理件数の平均が表示されますので、この音楽販売へのアクセス数が徐々に伸びている、といった状況を一目で把握することができます。
また、ここで設定したアプリツリーのグルーピングは統合ダッシュボードでも利用することが可能です。
このようにアプリツリーを利用することで、「どの機能」が「どんな状態か」を誰にでも解りやすい形で表示することが可能です。
簡単な設定ですぐに使っていただける機能ですので、以下にその設定方法をご説明いたします。
アプリG設定
アプリツリーを利用するためには、「○○というURL名」で入ってきたトランザクションには「○○という機能名」を割り当てる、といったルールが必要になります。
そのルールを「アプリG設定」で作成します。
アプリG設定ではURL名を前方一致形式(○○から始まる)で設定することができます。
先ほどのアプリツリーは以下のようなルールによって作成されています。
またこのルールは「ドメイン(1階層目)」「フィーチャー(2階層目)」「ファンクション(3階層目)」という3階層まで定義することができます。
V2.6.0までは前方一致でのみ、指定が可能でした。
V2.7.0からはURLの指定方法に「*(ワイルドカード)」や「?(任意の1文字にマッチ)」が追加され、部分一致や後方一致で
URLを指定することが可能になります。
少しづつ始めてみましょう
アプリG設定を1から全て指定することはかなり大変なため、まずは「ドメイン」を指定するところから始めることをおすすめします。
ぜひ本機能をご利用いただき、ご感想をいただければ幸いです。