2024.07.24

#27 アプリツリーの設定方法やメリットについてご紹介します

 

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    こんにちは。ES/1 Shelty担当の山田です。
    今回はES/1 Sheltyの特徴的な機能である、アプリツリー機能について紹介します。

     

    アプリツリーとは?

    アプリツリーとは、特定のURLを機能ごとにまとめて集計・表示する機能です。
    ES/1 SheltyではAgentを導入することで、すぐにトランザクションの可視化ができます。
    しかしアプリツリーを利用していない状態では、以下のように実行されたURLがそのまま表示されている状態です。
    これではどの機能がどれくらいの応答時間なのか、解りにくいと感じる人も多いかと思います。

     

     

    アプリツリー_キャプチャ8
    アプリツリー_キャプチャ8

    システム内で実行されたURLがそのまま表示されている

     

     

    そこでアプリツリーの出番です。
    アプリツリーでは特定のルールに従ってURLを分類することができます。
    例えば、このECサイトでは音楽販売の機能は「/music」から始まるURLを持っているため、これを「ミュージック」という機能名に置き換えて表示することが可能になります。
    また、表示名を変えるだけでなく、機能ごとに応答時間や処理件数の平均が表示されますので、この音楽販売へのアクセス数が徐々に伸びている、といった状況を一目で把握することができます。  
     

     

    アプリツリー_キャプチャ1-1
    アプリツリー_キャプチャ1-1

    アプリツリーで先ほどのURLを機能単位の表示に置き換える

     

     

    また、ここで設定したアプリツリーのグルーピングは統合ダッシュボードでも利用することが可能です。 

     

     

    アプリツリー_キャプチャ3
    アプリツリー_キャプチャ3

    統合ダッシュボードでの表示

     

     

    このようにアプリツリーを利用することで、「どの機能」が「どんな状態か」を誰にでも解りやすい形で表示することが可能です。
    簡単な設定ですぐに使っていただける機能ですので、以下にその設定方法をご説明いたします。

     

     

    アプリG設定

    アプリツリーを利用するためには、「○○というURL名」で入ってきたトランザクションには「○○という機能名」を割り当てる、といったルールが必要になります。
    そのルールを「アプリG設定」で作成します。

     

     

    アプリツリー_キャプチャ4
    アプリツリー_キャプチャ4

    アプリG設定

     

     

    アプリG設定ではURL名を前方一致形式(○○から始まる)で設定することができます。
    先ほどのアプリツリーは以下のようなルールによって作成されています。
    またこのルールは「ドメイン(1階層目)」「フィーチャー(2階層目)」「ファンクション(3階層目)」という3階層まで定義することができます。

     

     

    アプリツリー_キャプチャ5
    アプリツリー_キャプチャ5

    「ドメイン」での設定例

     

     

    アプリツリー_キャプチャ6
    アプリツリー_キャプチャ6

    「フィーチャー」での設定例

     

     

    アプリツリー_キャプチャ7
    アプリツリー_キャプチャ7

    「ファンクション」での設定例

     

     

    V2.6.0までは前方一致でのみ、指定が可能でした。
    V2.7.0からはURLの指定方法に「*(ワイルドカード)」や「?(任意の1文字にマッチ)」が追加され、部分一致や後方一致で
    URLを指定することが可能になります。

     

     

    少しづつ始めてみましょう

    アプリG設定を1から全て指定することはかなり大変なため、まずは「ドメイン」を指定するところから始めることをおすすめします。
    ぜひ本機能をご利用いただき、ご感想をいただければ幸いです。
     

     

     


     

     

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    執筆者

    T.Y. 

    営業技術本部 技術統括部 顧客サポート部 

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