こんにちは。ES/1 Shelty担当の古澤です。
今回はv2.5.0でリリースされる外部データ取り込み機能についてご紹介します。
外部データ取り込み機能をご利用いただくと、お客様環境で出力されたデータをSheltyに取り込みます。
そのため、Sheltyで取り扱いの無いデータであっても、時系列データであればSheltyManager上で可視化できます。
ご利用方法としては、変換定義を作成し、データを取り込みます。
データ転送から変換・DB取込まではほぼリアルタイム(数分内)に更新され、取り込んだデータはビューポイント画面でグラフ化されます。
お客様環境で取得されたデータとSheltyが取得するパフォーマンスデータの時間軸を揃え、一つの画面上で可視化することで、活用の幅が広がります。
データの取り込み方法としては、所定のフォルダにSheltyで取り込み可能な書式でデータを配置することで、当該フォルダ内のデータの取り込み処理を行います。
外部データ取込み処理はEDI Agent により行われます。
EDI Agentの導入形態は下記3パターンです。
①業務サーバにEDI Agentを導入する
②データ格納サーバにEDI Agentを導入する
③SheltyManagerサーバにEDI Agentを導入する
EDI Agentの導入先は、データが出力される業務サーバ側やデータの蓄積先、あるいはSheltyManger内でも対応しております。
なお、SheltyManager内にEDI Agentを導入する場合は業務データをSheltyManager内に転送する運用が前提となります。
外部データ取り込みの流れは下記のとおりです。
①まずは取り込みデータを用意します。
②の変換処理定義では、変換定義の書式チェックとデータ変換のテストを簡単に実施できます。
(設定画面へは導入設定メニューの「変換定義設定」より遷移します。)
テスト対象のファイルを選択し、データ変換テストを実行します。入力ファイルの最大サイズは10KB です。
変換結果を「テスト結果」に表示します。
変換定義と変換テスト対象の書式が一致しない等、変換できない場合は、テスト結果にメッセージでエラー内容をお知らせします。
③EDI Agentの接続設定をします。
(設定画面へは導入設定メニューの「EDI Agent接続設定」より遷移します。)
EDI Agent が外部データをShelty Manager へ転送する際に、Shelty Manager のOS ユーザ:shelty を使用しSSH 接続(パスワード認証)を行います。
shelty ユーザのパスワードを変更した場合には、新しいパスワードを設定してください。(デフォルト値は、インストール時のパスワードがすでに登録されています。)
④NCとAgentを導入します。
Agentによりデータ収集が行われ、NCによりShelty Managerとの疎通が可能になります。
⑤取り込んだデータはビューポイントや統合ダッシュボードにてグラフ化できます。(ビューポイントはV2.6以前)
将来的には外部データも他のSheltyでの取り扱いデータ同様、統合ダッシュボード画面での管理や閾値通知にも対応予定です。
今後、ますます利用シーンが広がる予定なので、ぜひご活用いただければと思います。
外部データ取り込み機能について利用いただく際は、弊社SEまでお問い合わせください。