こんにちは。ES/1 Shelty担当の遠藤です。
今回は、V2.3.0より追加された新しい.Net Agentについてご紹介します。
.Net Agentはカスタムインストゥルメントに対応し、.Net ホスティングプロセスのデータ収集が可能となりました。
V2.2.0以前のリリースで提供していた.Net AgentはIISを介してサービスを提供する.Netアプリケーションのみを対象としていました。
V2.3.0では、.Netホスティングプロセスの計測に対応したAgentを追加します。
IIS使わずにサービスを提供する形態はセルフホストと呼ばれ、そのサービスを提供する.Netプロセスが.Netホスティングプロセスとなります。
IISでサービスされる.NetアプリケーションはHTTPアクセスをトリガとして計測を行いますが、.Netホスティングプロセスの場合は計測を開始するエントリポイントを指定する必要があります。
エントリポイントはソースコード上で開発者に確認してもらう必要があります。
また、下図のように、メインメニューなどのプロセスからの呼び出しに対応するプロセスが複数ある場合、計測したいプロセスそれぞれにAgentを導入します。
計測対象とするプロセスの情報を登録します。
設定が必要となる項目は次の通りです。
(1)対象とするプロセス名
データ収集対象とするプロセス名を記入します。
(2)マネージドローダをロードするメソッド
(3)取得設定
(UserProcプロセスをtyamadaユーザー(tyamada@domain)で実行する場合の例)
~DotnetAgentInstaller.exe -o instance -a -i %1$s -u tyamada -n UserProc_tyamada
*-u で指定したユーザはPerformance Log Users グループに追加されます。
*-n で指定するインスタンスは<PROCESS_NAME>_<OSUSER>形式で指定します。
導入をご希望の方は、弊社担当までご連絡いただければと思います。