こんにちは。ES/1 Shelty担当の川越です。
今回はShelty Managerの新しい機能であるシステム単位のアクセス制御についてご案内します。
ES/1 Sheltyで管理している対象のシステムが増えると、Shelty Managerへのログイン時に多くのシステムが表示されます。
エンタープライズダッシュボードからシステム全体を俯瞰することはできますが、管理対象のシステムのみを表示したいケースに対応できておりませんでした。
V2.3.0からは、特定のシステムだけを表示/設定するために、ロールやユーザーを作成できるようになります。
特定システムのロールを割り当てられたユーザーでログインすると、エンタープライズダッシュボードが下記のように表示されます。
表示対象のシステムが絞られているため、見るべきシステムがすぐにわかる状態となります。
この機能により、システムの管理部門ごとに異なる権限でユーザーを作成する等の、ES/1 Shelty運用における柔軟性が向上します。また、閾値やダッシュボードのカスタマイズなど、ロールを割り当てられたシステム以外の変更が行えないため、意図せず他のシステムの設定を変更してしまうことを防ぎます。
ユーザーの作成は、管理者ロールを持つAdminユーザーのみが行えます。
ユーザーを作成するには、はじめに、Shelty Managerの運用管理メニューから「ロール管理」画面でロールを確認/設定します。
初期状態で3つのロールが用意されています。
作成するユーザーに「設定者」または「データ閲覧者」のロールを割り当てる場合は、ロールの設定は不要です。
特定システムのみにアクセス可能なロールを作成する場合は、ロールの追加を行います。
以下の例では、「IIMテストアプリ」システムに対して設定変更が行える「設定者」のロールを登録しています。
続いて、Shelty Managerの運用管理メニューから「ユーザー管理」画面でユーザーを作成します。
ユーザーの追加時には、必要なロールを割り当て、パスワードなどの情報を登録して作成を行います。
以上で設定は完了となります。
運用の自由度が増したES/1 Sheltyをぜひご活用ください。