株式会社アイ・アイ・エム(代表取締役社長: 関根 淳、本社: 東京都中央区、以下 アイ・アイ・エム)は、ES/1 NEOシリーズで培ったシステムパフォーマンス管理のノウハウを活かした、次世代型エンタープライズシステム向けの性能管理ツール「ES/1 Shelty」を2020年11月4日にリリースしました。

「ES/1 Shelty」は、レガシーシステムからクラウド上で利用するすべてのシステムに対し、高精度かつ広範囲なデータ計測を実現しました。これにより、企業が保有する全システムに対し、システム利用者へのサービス劣化を、網羅的に確認することが可能になります。サービス劣化から問題分析まで一つのツールでシームレスに行うことができ、1分程度の操作で原因を特定できます。

 

【開発背景とIT運用現場における課題】

ITシステムの運用現場では長らく解決できない問題がいくつかありました。

  1. システムで処理される業務量、レスポンスの計測が標準化されていないためリソースに偏重した監視、管理を行っている

  2. システムにかかわる会社、組織が多く存在することに起因し、管理ツールのサイロ化、情報の散在によるコミュニケーションミスが発生する

  3. 性能分析スキルを持つ人の高齢化、属人化に伴う、後継者問題

  4. ITシステム部門が専門用語を多用することによる他部門との意思疎通の悪さ

これらの問題を解決すべく、企業のシステムを利用する人、作る人、守る人すべてに活用してもらえるツールとして企画、開発されたのが「ES/1 Shelty」です。

 

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アイ・アイ・エムは、国内トップシェア*1のシステム性能管理ソリューション ES/1 NEOシリーズの提供に加え、高度化された性能計測とより広範囲な性能データ連結、リアルタイム監視の実装により、お客様のデータ活用の促進、省力化や人材不足の解消、コスト削減・効率化に貢献します。

*1当社調べ

 

<エンタープライズ性能管理ツール ES/1 Shelty 概要>

【正式名称】ES/1 Shelty

【発売日】2020年11月4日

【特長】

  • Webシステムフレームワークを利用した、業務量/レスポンスの全量把握と可視化

  • リアルタイム監視機能による性能問題の能動的発見

  • 仮想基盤、インフラ、アプリケーションまでをシームレスにつなぐ情報基盤

  • システム機能などを利用企業での機能名に変換することによる共通言語化

  • アイ・アイ・エムが培った評価手法の機能実装

※本文中に記載されている製品名などは各社の登録商標または商標です。

 

お問い合わせ先

報道関係者からのお問い合わせ先:
株式会社アイ・アイ・エム

広報担当:佐久間  tel:03-6858-4710  e-mail:inquiry@iim.co.jp

お客様からのお問い合わせ先:
株式会社アイ・アイ・エム

SCP部
担当:宮崎、長浦  tel:03-6858-4710 e-mail:scp@iim.co.jp
もしくはお問い合わせフォームからお問い合わせください。

 

補足資料

エンタープライズ性能管理ツール「ES/1 Shelty」は、大きな特長として、今まで個々のサーバーメトリック、個々のサーバーに管理視点が当てがちで、システム全体の性能状況を把握することに難しさがある運用管理の現場に、システムの全体像を俯瞰することで健全性の確認から性能問題の発見、切り分けをスムーズに行える運用高度化の提供を目指しています。
具体的にはES/1 NEOシリーズで従来弊社が得意とするインフラ、サーバー層の計測に加え、アプリケーション計測による投入されるすべてのトランザクションの計測と個別のトランザクション処理の可視化も可能としました。
すべての取得データに対して1秒前の状況を確認できるリアルタイム監視から、即時分析(AD-HOC)、中長期的な統計分析までを、ひとつのツールで行うことができ、性能問題の発見から分析解決策の立案をシームレスに行うことが可能です。

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これらの高度化した計測、俯瞰的な全体把握から以下の管理改善をご提案します。

  1. 性能問題のリアルタイム検知から問題切り分け、トランザクションの詳細分析ができます。

  2. インフラ運用部門・アプリ開発部門のシステム用語だけではなく業務部門が理解できる業務言語化したダッシュボードを提供します。

  3. 即時状況把握と中長期的な統計分析を組み合わせることで以下の把握が可能です。

    ‐業務部門として業務システムの性能劣化の影響範囲の特定(全体or特定業務)

    ‐突発的な性能問題と潜在化し今後問題となる予兆を分析

 

<エンタープライズシステムの俯瞰的状況確認>

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<アプリケーション計測からのトランザクション可視化>

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特に昨今性能管理の新しい標準となりつつあるアプリケーション計測については、国産ツールとしては初めて対応しました*1。これにより、システム利用状況の全量捕捉が可能になり、一件一件のトランザクション処理のアプリケーションコードレベルの可視化ができるようになりました。運用と開発、インフラ、アプリの壁を越えた問題切りわけが可能になり、より安定したサービス提供と性能問題の能動的な発見、解決が行えるようになります。

 

<特定のトランザクションのアプリコードレベルの可視化>

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<即時分析(AD-HOC)機能>

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さらにES/1 Sheltyは、お客様保有のシステム全台に入れていただくことを想定しており、
導入や管理基盤そのものの運用にかかる工数を大きく低減する仕組みを実装しています。
アプリケーション計測ツールで問題になりやすい計測負荷(商用サーバー、ネットワーク)の軽減についても、製品コンセプトの1つとしています。