皆さまこんにちは、IIMサポートチームです。
このブログではDynatraceのTips等、
気軽に読めて皆さまのお役に立てるようなコンテンツを配信してます。
今回は主なEntity typeのご紹介 をテーマとした内容です。
以前、「#05 Entity、Entity IDとは」の記事にて、DynatraceにおけるEntity についてご紹介いたしました。
今回は、Entity type についてのご紹介です。Entity typeとは、監視対象単位であるEntity の分類単位を意味します。
Entity type についての理解があると、Dynatrace上で確認するデータがどのEntity type に属する情報を指しているのかであったり、どんな画面遷移によって、目的のデータに到達できるのかが分かるようになります。
*文中、斜体になっている単語はDynatrace画面上/ドキュメント内で使用される用語となります
例)Service、Host など
*青色の色掛部分は操作対象のボタンを表しています
DynatraceのEntity type は以下のようなものがあります。
SERVICE
PROCESS_GROUP_INSTANCE
PROCESS_GROUP
HOST
APPLICATION
QUEUE
例えば、Smartscape 画面でProcesses レイヤーに表示されるEntityのEntity type はPROCESS_GROUP です。
以下の画像を例にすると、Problem が発生して赤くなっている「service Tomcat」のEntity type がPROCESS_GROUP です。
※Smartscape では、Processes レイヤーのEntity はProcess group 単位で表示されます。
次は少し複雑な例です。Service の詳細画面では複数のEntity type の情報が表示されます。
対象Service のEntity type はSERVICE となりますが、このServiceに関連するProcess とHost の情報を表示させることもできます。そしてそれらのEntity type は、PROCESS・HOST になり、SERVICE ではないので、注意してデータを見ていただく必要があります。
Q. では、以下の画面でオレンジ色で囲っている、Entity「LB-apache-php」のEntity type は何になるか、考えてみましょう。
ヒント:
①左上はServices と表示されています。
②Process と表示されています。
③Runs on と表示されています。
正解:オレンジ色で囲ったEntity「LB-apache-php」のEntity type は Host です。
~解説~
ヒント①から、この画面はService 画面であることがわかります。
ヒント②から、Service「EasyTravelWebserver:8079」のProcess は「eT-demo-1-Frontend-LoadBalancer」であることがわかります。
ヒント③は少しわかりにくいですが、「Runs on 」という表示から、このService・Process が稼働しているHost であることがわかります。
このように、Service やProcess の画面には、関係するEntity が複数表示されていることがあります。
どのEntity typeのEntity を見ているのか意識していただくと、より効率的かつ迅速に見たい情報にたどり着くことができるようになると思います。
設定画面でも、Entity type を選択することがよくあります。
上記ご参考にしつつ、不明点などがございましたら、ぜひ担当SEへご質問いただければと思います。
関連リンク:
#35 Entity typeについて は、以上となります。
お読みいただきありがとうございました!
※記事執筆時 Dynatrace SaaS Version:1.268