皆さまこんにちは、IIMサポートチームです。
このブログではDynatraceのTips等、
気軽に読めて皆さまのお役に立てるようなコンテンツを配信していきます。
今回はProcess groupについてご紹介します。
Dynatraceは、複数のHost 上で同じ機能を実行しているプロセスからProcess group を自動的に検出する機能を提供しています。
この機能は、効率的なモニタリングや迅速なトラブルシューティングに役立ちます。
*文中、斜体になっている単語はDynatrace画面上/ドキュメント内で使用される用語となります
例)Service、Host など
*青色の色掛部分は操作対象のボタンを表しています
例えば、4つのHost 上で同じタスクを実行している4つのTomcatがあるとします。
一般的なモニタリングツールを使用すると、それらは別々のプロセスなので、プロセス毎にリソースの使用状況を確認していくこととなります。
Dynatraceは、それらを同じような機能を持つProcess であると自動認識し、1つのProcess group としてまとめます。
これにより、Dynatrace利用者は、同じ機能を持つ複数のプロセスを個別に管理する手間を省くことができます。更に、何か問題が発生した際には、どのProcess group で問題が発生しているのか、を即座に見つけることができます。
Process group は、デフォルトで設定されている検出ルールに基づいて検出されますが、必要に応じてProcess group の自動検出方法を手動で変更することも可能です。
Process group はService に対して、基礎のような位置づけになります。
そのため、例えばService Aのモニタリングを停止したい、という場合には、Service Aが稼働するProcess group のモニタリング(Deep Monitoring )を停止する必要があります。
AとBのService を統合したい、という場合には、Process group が同一であるかを確認しなければなりません。
もしProcess group が別々だったら、Process group を統合したのち、Service を統合できるようになります。
以下の画像は、上記例のように、4つのTomcatプロセスで1つのProcess group が構成されている場合の、Process group の詳細ページです。
Process group を構成するそれぞれのTomcatは、Process group instance として扱われます。
例のように、1つのProcess group が複数のプロセス(=Process group instance )で構成されることもあれば、1つのプロセス(=Process group instance )で構成されることもあります。
Dynatraceが検出しているProcess group の一覧は、Technology overview 画面から確認できます。
左メニューの [Infrastructure] > [Technologies and processes] をクリックすると遷移します。
確認したいProcess group を展開し、[Process group details]をクリックすると、構成しているProcess group instance を確認できます。
*表示名を変更したい場合は、#17 Dynatrace内での表示名の変更 をご参照ください
関連リンク:
Process group | Dynatrace Docs
Which are the most important processes? | Dynatrace Docs
Process deep monitoring | Dynatrace Docs
それでは、今回のブログ #31 Process groupについて は、以上となります。
お読みいただきありがとうございました!
※記事執筆時 Dynatrace SaaS Version:1.266