皆さまこんにちは、IIMサポートチームです。
このブログではDynatraceのTips等、
気軽に読めて皆さまのお役に立てるようなコンテンツを配信していきます。
今回はデータの保持期間をテーマとした内容です。
私たちが日々お客様とお話している中で、データの保持期間についてご質問いただくことが多々あります。
Dynatraceを活用して定期的な報告書の作成を検討する際には、データの粒度と保持期間が特に重要になります。
今回はデータの保持期間についてご説明していきますので、是非今回の記事を参考にDynatraceを日々の業務の効率化にお役立ていただければと思います。
*文中、斜体になっている単語はDynatrace画面上/ドキュメント内で使用される用語となります
例)Service、Host など
*青色の色掛部分は操作対象のボタンを表しています
それでは早速、各データの保持期間について記載します。
今回はSaaS環境のデータ保持期間に関してのみ記載します。Managed環境のデータ保持期間に関しては担当SEにご連絡ください。
データタイプ |
保持期間 |
備考 |
Distributed traces(PurePath ) |
10日間 |
コードレベルのデータを指します。 |
Service:リクエスト情報、request attributes |
35日間 |
各分析ビューで選択したタイムフレーム |
RUM |
35日間 |
以下のデータを含みます。 ・User action |
Synthetic |
35日間 |
- |
Log Management and Analytics |
最大10年間 |
- |
Log Monitoring Classic |
35日間 |
- |
Metric |
5年間 |
経過日数に応じて保持されるデータの粒度が変わります。*1 |
Davis problems and events |
14ヶ月 |
- |
OpenTelemetry ingested traces |
10日間 |
- |
*1 経過日数毎のMetric の粒度
経過日数 |
保持されるデータの粒度 |
0-14日 |
1分 |
14-28日 |
5分 |
28-400日 |
1時間 |
400日-5年 |
1日 |
上記のように、データは時間の経過と共に丸まっていきます。
1分、5分といった詳細データを長期的に保存したい場合は、Data explorer 画面の [Export CSV] からcsvファイルとしてエクスポートが可能です。こちらも是非ご活用くださいませ!*2
*2 APIでデータをエクスポートすることも可能です
関連リンク:
Data retention periods | Dynatrace
#26 データの保持期間については、以上となります。
お読みいただきありがとうございました!
※記事執筆時 Dynatrace SaaS Version:1.261