品質向上

性能管理にかかる工数の削減

株式会社日清製粉グループ本社 様

R/3トランザクションのレスポンスを可視化し、レスポンス悪化を早期に解決

オープンシステム向け性能管理ソフトウエア 「ES/1 NEO CSシリーズ」導入事例

課題

ストレージのメーカーを変更した直後、レスポンスが悪化
R/3やBWの特性をしっかりと把握できていない

効果

自動的にデータの収集、蓄積、グラフ化を行えるため、本来の業務であるキャパシティ管理に専念することができる
過去の稼働状況の報告をユーザーから求められた際に迅速に対応できる

株式会社日清製粉グループ本社について

弊社は、製粉、加工食品、健康食品、バイオ、ペットフード、エンジニアリング、メッシュクロスなど62社のグループ戦略、広告宣伝、安全管理などの中枢機関として様々な役割を担っています。

 

 

お話を伺った方

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株式会社日清製粉グループ本社

 

企画本部 情報推進部
部長
小川 幸夫 氏

R/3トランザクションのレスポンスを可視化し、レスポンス悪化を早期に解決

日清製粉グループでは2002年にR/3の導入を決定してから2年間ほどかけて9社に導入していきました。
 
ユーザー数は約3,500人です。導入しているアプリケーションは周辺システムとしてAPO(需給)、BW(多次元DB)、BPS(販売計画)、SRM(間接財購買)、本体システムではFI(財務会計)、CO(管理会計)、SD(販売)、LI(輸送)などです。
 
2005年1月にストレージのメーカーを変更した直後、レスポンス悪化が発生しました。
 
ストレージ変更により容量、能力ともに増強されていたものの、中核2社へのR/3導入で当初のマシン設計をはるかに超えるデータが蓄積されたことや、R/3やBWの特性をしっかりと把握できていなかったことが原因でした。レスポンス悪化が発生したその夜にIIM社へ依頼をして、「ES/1 NEO CSシリーズ」を翌日にインストールし、即刻性能データを収集、グラフ化を開始しました。
 
ユーザーへレスポンスの状況を客観的に説明するためには、性能データの蓄積、分析は不可欠ですが、独自にR/3の性能データを手作業で集計するには非常に手間がかかります。
 
ES/1を使用すれば自動的にデータの収集、蓄積、グラフ化を行えますので、本来の業務であるキャパシティ管理に専念することができ、過去の稼働状況を報告するようユーザーから要望があった場合にも迅速に対応できます。


現在は、レスポンスに大きく影響する処理として、長時間かつ回数の多いトランザクションを管理しています。具体的には、オンライン時間帯において1分以上かかったトランザクション処理の合計時間を会社別にグラフ化し、処理時間の長いTOP30を常に監視することで、レスポンス悪化の早期把握と解決に努めています。
 
 
2009年掲載
※ご部署、お役職は2009年当時のものです。
会社ロゴなし

社名

株式会社日清製粉グループ本社

事業内容

製粉、加工食品、酵母・バイオ、健康食品、中食・惣菜、エンジニアリング、メッシュクロス等を事業群とするグループ全体の経営戦略の立案・遂行、事業会社の管理・支援

設立

1900(明治33)年10月

従業員数

9,420名(連結 2023年3月31日現在)

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