​性能問題のスピーディーな解決​

問題解決の迅速化/省人化​

予防保全

性能管理にかかる工数の削減

保険業様

Dynatraceが支える生命保険会社のデジタル化施策

サービス品質を向上し、ビジネス革新を加速させるオブザーバビリティプラットフォーム「Dynatrace」導入事例

目的

システムレスポンスが遅いことで、代理店に他社商品を勧められてしまうことを防ぎたい
 
ユーザー体感レスポンスをキーにして、ユーザーが不満に感じている箇所をピンポイントに改修する

課題

ユーザー体感とサーバー側の処理をつなげることが出来ず、ボトルネック分析ができない

 

ユーザー体感レスポンスをSLI(サービスレベル指標)とし、代理店と締結しているSLA遵守のエビデンスレポートの作成⼯数を削減したい

 

ユーザー体感レスポンスの異常を即時に検知することができず、原因究明に時間と⼯数をかけている

効果

保険販売システムのユーザー体感レスポンスをキーにしたサービスレベル管理を実現し、パフォーマンストラブルの検知・原因切り分け・根本原因分析を⾃動化、分析にかかる⼯数90%削減
ユーザー体感レスポンスをSLIとしたエビデンスレポートを、⼯数をかけずに⾃動で作成

パフォーマンス遅延を起こしているリクエストやユーザー操作を抽出出来るようになり、ユーザークレームや機会損失に繋がる前にアプリケーションの改修を可能に

導入経緯

国内⼤⼿⽣命保険会社であるC社は、営業⽅法や顧客管理、契約⼿続きなど、様々なデジタル化施策に取り組まれています。例えば、個⼈の保険契約者や販売代理店など、販売チャネル・顧客接点のデジタル化、チラシや保険証券等紙媒体の電⼦化、⾏動分析によるUX改善、CRM導⼊によるコールセンターの品質向上などです。

特に、販売チャネル・顧客接点のデジタル化にあたり、保険加⼊や資料請求に関する問い合わせに迅速かつ正確に対応することが必要とされ、システムパフォーマンスの良し悪し(Google社提唱Core Web Vitalでは2.5秒以内のレスポンスが⽬安)が、問い合わせ件数や販売代理店による⾃社保険商品の紹介件数に影響を及ぼす重要指標となりました。

C社は、ユーザー⽬線のレスポンス遅延に迅速に気づき、対処するため、もともと販売⽤Webサイトの外形監視を⾏っていましたが、正確に個⼈契約者や代理店の実ユーザー体感レスポンスを計測・管理するためにDynatraceを導⼊いたしました。

 

 

ソリューション詳細

OneAgentでユーザー体感・コードレベルのアプリケーション性能・インフラデータを取得

Dynatraceは「OneAgent」という単⼀のエージェントをサーバーに導⼊するだけでユーザー体感レスポンスを含むフルスタックデータを収集することが可能です。
 
多くの監視ツールはユーザー体験レスポンス計測のために計測対象となるWebサイトに⼿を加える必要がありますが、Dynatraceではそれが不要です。

パフォーマンスデータをAPIで出⼒し、レポート作成⽤に⼆次加⼯

Dynatraceは取得データを各種APIでエクスポートすることが可能です。C社では、IIMの内製ソリューション「Connect.TIME」でAPIコール・⼆次加⼯(レポート化)・⻑期保管を⾏い、SLA管理体制を構築しました。いく予定です。
d_case_insurance_1
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d_case_insurance_2
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ユーザー体感レスポンスをキーに、インシデントの重⼤度判定や対応の優先順位付けが可能に

各システムごとに遵守すべきSLAを設定していましたが、⾃動的に計測・集計する⼿段がありませんでした。
 
DynatraceとConnect.TIMEを組み合わせることで、ユーザー体感レスポンスの計測、SLAの集計、⽬標値との差分計算、レポーティングをすべて⾃動実⾏出来るようになりました。
 
これによりSLAを遵守するための改善活動にリソースを集中させることができるようになりました。

 

パフォーマンストラブルの検知・原因切り分け・根本原因分析を⾃動化し、分析にかかる⼯数と時間を短縮

Dynatraceはパフォーマンスを計測するだけでなくAIを利⽤した分析機能も優れています。
 
システム開発フェーズから、ステージング環境での性能テスト結果の分析、リリース前の品質チェックの⾃動化に活⽤しています。

また、本番リリース後に⾃社の責任範疇ではない問題が発⽣すると切り分けが困難でしたが、Dynatraceでドリルダウン分析することで、ISP事業者側のネットワークトラブルなど、原因特定を容易に⾏うことができました。

 

今後は、クラウドネイティブ化に向けて適⽤範囲を拡⼤予定

現在Dynatraceで監視しているシステムは、⾒積作成や申込み作成など、社内外向け問わずパフォーマンスが重要な10システムほどですが、今後システムがクラウドネイティブ化・マイクロサービス化していくに伴い、サービス監視の重要性は⾼まっていくと想定しています。それに伴い、Dynatraceの適⽤範囲も拡⼤をしていく予定です。

 

 

2023年掲載

TIS株式会社 様

社名

TIS株式会社

事業内容

コンサルティング
システム・インテグレーション
システム開発
クラウドサービス
アウトソーシング
海外事業

設立

2008年4月1日

従業員数

連結:21,946名 単体:5,695名
(2023年3月31日時点)

URL

https://www.tis.co.jp/

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