コスト削減

WLCコストの削減

MSU課金が高騰の一途 CPU使用率を低減してコスト削減を実現

メインフレーム向け性能管理ソフトウエア 「ES/1 NEO MFシリーズ」導入事例

きっかけ

WLCによるMSU課金が高額

WLC※(ワークロードライセンスチャージ)を利用して、使用MSU(ミリオンサービスユニット)に応じてメーカーに料金を支払っていらっしゃいました。
 
しかし、処理業務量の増加とともに、MSU課金も増加する一方でした。
※IBMによるCPU利用に応じた課金方法

 

 

システム部門の対応

自社では解決策が見出せず

経営陣からコスト削減を至上命題とされており、一方では業務量が増加している状況で、この相反する2命題をどのように対応すれば良いか、IIMに相談をいただきました。

 

 

IIMによる性能評価

性能評価結果

今回のシステム評価は、ES/1を利用して、本番8区画分のリソース使用状況をピーク日に限定して分析しました。

 

その結果、一部の区画にてページインの発生やチャネルパスの過負荷などの現象が発生しておりましたが、一番の大きな問題はバッチ時間におけるCPU使用率が高いことで、この現象は複数区画にて見受けられました。
cost_07_01-1
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(グラフ1:プロセッサ使用状況)

IIMからの改善案

改善案

使用MSU削減については、システムパラメータ「RMPTTOM」を指定することによって改善が見られると判断いたしました。

 

このパラメータの指定により、各区画にてOSのオーバヘッドが削減できます。なお、設定値は他社様でのコンサルティング事例を基にご提案いたしました。

 

この結果、想定される効果は以下の通りと見積もりました。

 

ピーク時間帯におけるOSのオーバヘッド削減(1~2%)

負荷の高い本番4区画でのCPU使用率削減(合計で4~8%)

ピークーク時間帯4時間でのCPU時間削減(8~16分)

CPU時間削減に伴う使用MSU削減(5~10MSU)

 

 

システム部門のご判断

パラメータを設定

IIMからの改善案を受けて、実際に提案された値をシステムパラメータ「RMPTTOM」に設定されました。

 

お客様としては今まで使用していないパラメータでしたが、専門会社であるIIMの推奨値であることと、他社での事例に基づいていることを評価いただき、実施されました。
 
 
 

結果

使用MSUの削減が実現

パラメータを設定した結果、IIMが見積もったものとほぼ同等の効果が得られました。

 

月額100万円程度MSU課金が削減できたとのことでした。
それに伴い、現行CPUの延命にも繋がり、経営陣の方々から非常に評価いただけたと、システム部門の方々から感謝のお言葉をいただけました。

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