きっかけ
バッチ処理の遅延が発生
業務ピーク日における夜間バッチ処理が長引いてしまい、オンラインの開始時刻までに終了しない現象が発生しました。
本来ならば5時間で終わらなければならない処理が6時間も掛かっており、オンライン業務が開始できない状況に陥っていました。
システム部門の対応
メーカからはCPU増強の提案
メーカに夜間バッチ処理の短縮について相談したところ、CPUの増強を提案されました。
しかし、CPU増強には膨大なコストが発生するため、その結果としてバッチ処理の遅延が本当に解消するのかどうか見極める必要がありました。
そこで、IIMにご相談いただき、CPU増強を行うことでバッチ処理の短縮が実現するかについて検証することになりました。
IIMによる性能評価
ES/1による性能評価を実施し、出力されたチューニングヒントとSEコンサルティングの結果、以下のことが判明しました。
性能評価結果
通常日とピーク日の業務量を比較し、それぞれの一日のシステムログを分析した結果、通常日に比べてピーク日では、以下の現象が見受けられました。