コスト削減

CPU増強費用の抑制

CPUの延命策を検討 運用スケジュールを見直して、CPUの増強を回避

オープンシステム向け性能管理ソフトウエア 「ES/1 NEO CSシリーズ」導入事例

きっかけ

CPU使用状況の逼迫

特定日におけるCPUの使用率が非常に高く、特に午前中のピーク時間帯では平均80%を超え、瞬間的には100%に達していました。
 
その影響で、オンライン業務Aのレスポンス時間も目標値を下回る状況となっており、早急に解決する必要に迫られていました。
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(グラフ1:日中のCPU使用率が高い状態)

システム部門の対応

CPUの増強は必要?不要?

メーカーに相談したところ、CPUの増強が必要であるとの回答を提示されました。
 
しかし、お客様としてはCPUの増強は必要ないのではとの思いがあり、IIMへ評価分析の依頼をいただきました。

 

 

IIMによる性能評価

性能評価のポイントは、日中のオンライン時間帯に対象を絞って分析を行い、CPUの増強が必要であるか否かを見極めることでした。

性能評価のポイント

オンラインの悪化原因は何か

CPU増強が本当に必要であるか否か

現CPUはいつまでもつか

性能評価結果

ES/1による性能評価を実施し、出力されたチューニングヒントとSEコンサルティングの結果、以下3点が判明しました。

 

CPU使用率が高いプログラムはバッチのバックアップ業務であった。

オンライン業務A以外のCPU使用率は高くなく、レスポンスも良好である。

メモリやディスク装置には問題はなし。

性能評価に基づくチューニング

CPUを多く使用しているバッチのバックアップ業務を午前から深夜に変更したところ、午前のCPUピークは解消しました。

 

その結果、ピーク時間帯におけるオンライン業務Aのレスポンス時間が改善されたため、CPUの増強は必要ないとの結論に至りました。
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(グラフ2:日中のCPU使用状況が改善)

 

今後の考察

ピーク日において主要業務の増加量を年率15%と想定した場合も、次年度は現CPUで問題ないことが推測できました。
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(グラフ3:主要業務が15%増加した場合)

 

結果

CPUの増強を回避


IIMの提案どおり、CPUを多く使用している業務を特定し、その中から優先順位の低い業務の運用スケジュールを変更することで、問題を解決することができました。CPUの増強を回避し、現在も問題なく稼働しております。

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